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伝えたいからこそ、小さく区切る

WEBライティングに限らず、営業トークだって
「とにかく自社の強みを知ってもらいたい!」
「ウチの商品の素晴らしさを余すところなく伝えたい!」という
気持ちが強ければ 強いほど、ついつい沢山 語りたくなるもの。

――お気持ちはわかりますが、そういった熱い思いで書かれた文章・・・
ひと段落が大きくなっていませんか?

ハッキリいって、段落が大きい文章を読むのは疲れます。
収集した情報をまとめきれずに、大きな段落になってしまうのは論外です。

いつだって、情報の発信者(企業)はアツい!だからついつい語ってしまう!
しかしながら、受信者(ユーザー)は商品を見定めようと、いつだってクールですよ。
この温度差をどうにかしなければ、せっかくの情熱が台無しです。
しかし、ご安心ください!!そんな「温度差を埋める」テクニックをご用意しています。

今回は、アツい情熱で書き上げた大量の文章を
削除せずにスッキリさせるテクニックをご紹介いたします。

1.段落の大きさと読みたい気持ちは反比例する

とにかく、縦に長く伸びた段落は、その文字量だけで読みたい気持ちを減退させます。
一目で「読むのが大変だなぁ」と思った文章を貴方は読みますか?
たとえ、読み手に情熱があったとしても、縦に大きく伸びた段落は息継ぎができず
内容を理解するのにも時間がかかります。
まぁ、結果として、「読み難い文章」であることには変わりませんよね。
出来ることなら、頑張らなくても読める文章を作りたいものです。

2.まずは段落を作る。とにかく区切ってみる

読みにくい文章にありがちな特徴として「段落(パラグラフ)が大きい」ことが挙げられます。段落から段落までが長い・・・つまり、文字の塊が大きいということです。
書いている方は「しっかりと書き上げたぞ」と思っているかもしれませんが、
読む方にしてみればドカン!と文字の塊が襲ってくるのは威圧感を与えてしまいますし
読み難さを助長させるだけです。
大きい段落は、できるだけ小分けにしましょう。
小分けにする文量は、3~5行くらいが丁度良いと思いますよ。

3.区切った後は、カテゴリーごとに入れ替えてみる

句点(。)で区切ったり、3~5行で段落を細かく区切るようにしていくと
「あれ?文章のつながりが悪くなったぞ」という場面に出くわすことがあります。
それもそのハズです。日本語というのは、非常に便利なもので「~で」「~の」「~に」などを使っていくと、意外と文章として成立してしまうのです。
だからこそ区切ることで、文章(句点(。)から句点まで)の意味をしっかり持たせる必要があるのです。
隣の文章の繋がりが悪いと思ったら、文章の内容(カテゴリー)を吟味して、同じ内容あるいは情報の内容が近い文章の近くに配置しましょう。

4.読みやすさは第三者が決める

この文章にも言えることですが、自分がどんなに分かりやすさを重視して作っても
それを決めるのはユーザーです。
もし、自分のWEBサイトや文章が読みにくいか、判断に迷ったら
第三者に見てもらうのが一番です。
ポイントは「内容の意味が理解できるか」と「読んでいて疲れないか」の2つで十分です。
もし、段落を小さく区切っても文字が読みづらいという事があれば
行間を空ける、読点(、)を使うなど工夫しましょう。
基本的には、息継ぎができるポイントを明確にしてあげることで文章は読みやすくなります。
こうした事を意識して、誰からも見やすい文章にしていきましょう。

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