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ライターになるために最低限必要な10のスキル

ライターの種類は、ゴーストライター、ルポライター、グルメライターなど
様々ありますが、ライターになるには資格も免許も必要ありません。

また、文章というのは一般的に
小学1年生から本格的に習いはじめ
小学校、中学校、高校と合計12年間は習っているハズです。

義務教育が徹底された日本において
全く文章が書けないという方は、皆無でしょう。

日本人1億2000万人が12年も文章を習っているのにも関わらず
ライターが職業として成立するのは、
文字でメッセージを伝えるのが“意外と”難しいからです。

“意外と”と強調したのは、実際に書いてみるまでは難しさが解ってもらえないからです。
そもそも、誰でも出来るなら商売として成立しないハズですから・・・。

ライターになるには、資格や免許こそ必要ありませんが
最低限のノウハウが絶対に必要です。

今回はライターに必要なスキルについてまとめてみました。

1.主部と述部は明確に分けられる

「何が、どうなった」「誰が何をした」など
文章の基本となる部分が、誤解なく書き分けられる。
これが出来ないと、ターゲットにメッセージを伝えることが出来ません。
文章の基本中の基本なので、これは絶対にマスターしておきたいところですね。

2.句読点が適切に打てる

小学校で習ったと思いますが、自信を持って句読点の使い方を
説明できる方は少ないと思います。
個人的な文章では、そこまで意識する必要はありませんが
報酬が発生するプロのライターであれば、必要なスキルです。

3.修飾辞を理屈で考えて設定できる

旅行やグルメなど、ライターの案件には、
読者に情景や味を想像させなくてはいけない案件もあります。
そのために複数の語で文章を修飾することになりますが
感覚ではなく、理由(裏付け)をもって
修飾辞を配置できなくてはいけません。

4.文章に緩急をつけられる(強調のオン・オフを付けられる)

記事には、要点(一番伝えたい部分)があり
プロのライターには、要点を効果的に読ませるテクニックが必要です。
強調のオン・オフを付けることで、文章を強く
印象付けることができるので、是非、覚えて頂きたいスキルの一つです。

5.常識や一般概念を理解し、ニュースを引き立てるツールとして利用できる

文章にニュース性を持たせるためには
日常から離れた感覚や意外性が必要です。
トピックスを際立たせるために常識や一般概念を引き合いに出せるように
ある程度の知識はストックしておきましょう。

6.漢字とかなのバランスが取れる

昔から言われていることですが
パッと見で文字面が、漢字ばかり、ひらがなばかりでは
読者の読む気が薄れてしまいます。
あえて、ひらがなにする。カタカナにして見やすくするなどの
気配りがライターには必要です。

7.抽象的表現・具体的表現のバランスが取れる

抽象的な表現は、詳しく知らない読者でもイメージしやすく、理解を深めるサポートになります。一方、具体的な表現は情報に深みを与えますが、聞き覚えがない単語が出た場合などは返って分かりにくくなります。
ターゲットによって、象的表現・具体的表現のバランスが取れることが大切です。

8.メッセージをハッキリと伝えられる

個人ブログや個人ツイッターは独り言でも構いませんが、
企業から依頼された場合は、ブログやツイッターでも
必ず何かCMとなるようなメッセージを潜ませておかなければいけません。
個人ブログによくある、お気に入りの景色やランチの写真を投稿する様では
プロライターに依頼した意味がありません。

9.文字が持つニュアンスや印象も使い分ける

文字にはイメージがあります。
「早い」と「遅い」という単語だけなのに、
なぜか「早い」はプラス、「遅い」はマイナスというイメージを持つハズです。
ライターは、こういった文字が持つニュアンスや印象を使い分けることも大切です。

10.見栄えにも注意できる

小説の場合は、文字がズラズラと並んでいるのが当たり前なので
文字の体裁をそこまで気にする必要はありません。
しかし、雑誌記事やコラムにおいては、読者が読みやすくなるように
リズムの良いところや区切りが良い所で改行・段落分けなど、
文字を配置しなくてはいけません。

もちろん、ライターである以上、
書かれている内容で勝負するべきなのですが
まずは、読んでもらえるように「おもてなし」することも大切なのです。

―――いかがでしたか。
上記の10スキルは、ライターとして成功するためには必須の条件です。
WEBライターになると、これらに加えて「SEOを考慮できる」などのスキルが
求められますが、それはまた別の機会でお伝えしますね。

今回の記事がライター志望者のヒントになれば幸いです。
また、現役ライターの方も改めて見直してみてはいかがでしょうか?

今回も有難うございました!

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