タグ別アーカイブ: 三山純

三山純のWEBライフ!

三山純と食薬ビジネス

どうも三山純です。

三山純が考える

食薬ビジネスについて

 厚労省医薬食品局は、局長通知「医薬品の範囲に関する基準の一部改正について」を各都道府県知事等に通達、いわゆる食薬区分を改正した。今回の改正で、非医薬品(医薬品的効能効果を標榜しない限り医薬品と判断しない成分本質リスト)に入った成分は、植物由来ではシャタバリ(地下部)、トウキ(オニノダケ/カラトウキ)(葉)、フーディア・ゴードニー(地上部)、ボタンボウフウ(根、根茎)の4種類と、化学物質等では、オロト酸(フリー体、カリウム塩、マグネシウム塩に限る)の1種類の合計5種類である。一方、これまで、非医薬品であった植物由来等のウィザニア(アシュワガンダ)(全草)は専ら医薬品として使用される成分本質リストに追加され、非医薬品リストから削除された。また、新たにシッサス・クアドラングラリス(ヒスイカク)(全草)、化学物質等のマグノフロリンも非医薬品となった。
 まず、非医薬品になったフーディア・ゴードニーは、すでに健康食品として販売されている。食欲抑制成分が知られており、ダイエット素材として使用されてきた。以前は、専ら医薬品に入っていたことから、業界でもフーディア・ゴードニーの取扱いを止めるかどうか検討する企業もあった。一時期米国ではダイエットサプリメントに必ず配合され市場を席巻していたこともあり、今後の日本のダイエット食品市場でも大きな期待が持てる健康成分である。
 ボタンボウフウは、今回の根、根茎に、以前から非医薬品になっている茎、葉などを加えて、4つの部位が非医薬品リストに入った。沖縄ではボタンボウフウのことを長命草とも呼び、ビタミンAやE、B群、食物繊維等が豊富であるため、ケール等とともにその葉が青汁に配合されたり、サプリメントとしても売られている。根と根茎が利用されることで健康志向食品に向けて開発の広がりが予想されている。大腸がん抑制作用等が琉球大学で研究されているほか、動脈硬化予防作用、血管拡張作用、排尿障害改善作用等が報告されている。シャタバリも広く販売されているアーユルヴェーダ系のハーブ素材で、妊婦など女性向け強壮剤のような働きを期待して利用されている。化学物質等に入ったオロト酸は海外で売られている。1~2年後に市場に登場するものと思われ、楽しみな素材である。
 一方、ウィザニア(アシュワガンダ)は、アーユルヴェーダ素材として知られているが、非医薬品リストに移ったため、健康食品としては使用できなくなった。改正案で公示され、今回公表されたパブコメでは、ウィザニア(アシュワガンダ)に対する意見が多くあり、問題成分である「ウィザフェリンA」は科学的に毒性は高くないという主張が目立った。厚労省の見解は「毒性の強いwithaferinAは根、葉だけでなく、他の部位にも含まれる成分であることから、“判断基準”に基づき、全草を“専ら医薬品として使用される成分本質”と判断」したと述べている。パブコメにはシャタバリやフーディア・ゴードニーに対することも書かれており、こちらは救済されたことになる。

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三山純とイヌリン、ビジネス

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イヌリンの市場と注目のアガベ由来

食物繊維市場は、全体的にやや上向き傾向で推移しており、なかでもイヌリン市場は順調に進んでいる。国内のイヌリン市場規模は年間約1300~1400tと推定されている。世界最大手のイヌリンメーカーであるベルギーのベネオ・オラフティ社の国内総代理店である日本シイベルヘグナー(東京都港区)をはじめ、酵素法で製造しているフジ日本精糖(東京都中央区)、ベルギーのコスクラ社製品をサンエイ糖化(愛知県知多市)が輸入販売を本格化しているほか、最近ではアガベ・イヌリンをキタマ(大阪府守口市)が上市し大きな注目を集めている。
 イヌリンは果糖ユニットがβ―1,2結合で直鎖状に連なった多糖類の一種で、難消化性の食物繊維である。広く自然界に分布し、身近なところではタマネギ、ニンニク、アスパラガス、ゴボウ、ニラ、キクイモなど含有しており、とりわけチコリの根には大量に含まれている。ヨーロッパではその根を原料にイヌリンが工業生産され、また、イヌリンを酵素で部分加水分解したチコリオリゴ糖(フラクトオリゴ糖)も流通している。イヌリンおよびチコリオリゴ糖は摂取された場合、腸内の消化酵素で消化されずほとんどが大腸に達する。ここでビフィズス菌など腸内有用菌の代謝と活性を増強し、腸内環境を改善することが報告されている。
イヌリンの用途は、国内ではヨーグルトなどの乳製品、チョコレートなどの菓子類、豆乳などに採用されており、特にヨーグルト分野に圧倒的な需要がある。それは食物繊維という栄養機能を付与すると同時に、低脂肪による失われる脂肪感(ボディ感)を補うことができるからである。乳製品関連食品には最適な食物繊維である。

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 ところで最近、同じイヌリンでも、「アガベ」から抽出したアガベ・イヌリンが面白い。キタマがアガベ(大阪府和泉市)とライセンス契約を結び、「アガベ・イヌリン」の販売を開始したもの。アガベは乾性気候であるメキシコに原生するアロエに類似した多肉質の植物であり、国内ではリュウゼツランとして知られている。現在、アガベはメキシコの砂漠で安定的に栽培生産されている。このアガベから抽出されたイヌリンは、他のイヌリンと比べて、含有率が25~30%と高く、水溶性に優れているという特長を有している。アガベはメキシコ特有の酒テキーラの原料となるが、その不溶部の搾り汁には30%近いイヌリンが含まれ、アガベ社はこれを利用して生産している。アガベ・イヌリンは分岐鎖構造をもつため、重合度はチコリイヌリン以上で、高い溶解性がある。また、難消化性とプレバイオティクスの働きを有し、カルシウム吸収促進効果も確認している。大阪市立大のヒト試験では、1日9gの摂取でカルシウムが統計的な有意差をもって増加していることを報告している。
アガベがイヌリン市場を活性化し、さらに食物繊維市場を成長させてほしい。食物繊維はまだ不足が叫ばれており、消費者に向けてもっと啓蒙啓発していかなければならない。

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広告のガイドラインを三山純がビジネスで考える

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虚偽誇大広告のガイドラインをめぐって

消費者委員会の「特定保健用食品の表示許可制度専門調査会」が開催され、大きな注目を集めている。次は、健康食品表示の検討会論点整理で謳われていたトクホの広告ガイドラインについて何らかの報告が行われるという。トクホの表示や広告、あるいは健康食品の表示および広告についてはキチンとした基準やガイドラインがあってしかるべきであるが、これまでなかった。しかし、虚偽・誇大広告の監視体制は強化されている。
消費者庁がインターネットにおける健康食品等の虚偽・誇大表示の監視業務結果を発表した。それによると、平成22年9月から11月の期間で、85業者128商品の表示について、健康増進法第32条の2(虚偽誇大広告の禁止、健康の保持増進の効果等に関する虚偽または誇大な広告の禁止)に違反するおそれのある文言があったことから、これらの事業者に対し、表示の適正化を求めるとともに、ショッピングモール運営事業者への協力も要請した。監視した商品区分は野菜の加工品や菓子類、豆類の調製品、コーヒー調整品などにいわゆる健康食品(カプセル・顆粒状・錠剤など)などで痩身効果や美肌、栄養価が高いなどが強調されているという。

前回のインターネット調査は昨年6月から8月の期間に実施され、175業者302商品が取り上げられ、その後消費者庁の直接の指導で302商品すべてが改善されたという。前々回は平成21年度健康食品インターネット広告実態調査として平成22年3月に、547件と数字のみ発表された。こうしてみると547件から302件、そして128件と少なくなっており、監視指導強化が功を奏しているのかもしれない。昨年末にもいくつかのマスコミにより、誇大広告の違反未遂業者はいきなり業者名発表まで実施するというような誤解を与えかねない報道があった。健康増進法では、虚偽・誇大広告については改善指導を行い、それでも従わずに悪質な場合は勧告し、業者名を公表することになっている。勧告の場合は証明責任が国側にあり、虚偽・誇大広告の取締りが厚労省にあった以前は一度も勧告に至ったことはない。ただ、今後は勧告できるような体制の強化も消費者庁では決めている。

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ここで注目したいのは、厚生労働省東北厚生局食品衛生課が『健康食品の虚偽誇大広告にだまされない方法』をホームページに掲載していたことがある。これを見ると、①“即効性”“万能”“最高のダイエット食品”など過度の期待を思わせる書き方は疑いましょう②“癌が治った”などの治療、治癒に関する言及として、効果を信じてはいけません③“天然”“食品だから安全”“まったく副作用がない”など必ずしも安全とは言えません④“新しい科学的進歩”“奇跡的な治療法”“秘密の成分”など認められてない医薬品を含んでいる可能性がありますなど9項目にわたり消費者への注意喚起が行われ、逆に業者への規制とも受け取られる。規制については、消費者庁では健康食品の虚偽・誇大広告のガイドラインも作成することになっており、その動きを加速することが消費者の選択および業界の発展に寄与することにつながる。

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三山純が考える規制改革実施計画とビジネス

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規制改革実施計画とビジネス

内閣は規制改革実施計画について閣議決定を行った。答申既報のように「一般健康食品の機能性表示を可能とする仕組みの整備」では6項目が盛り込まれている。その中心となる「いわゆる健康食品をはじめとする保健機能を有する成分を含む加工食品および農林水産物の機能性表示の容認」は平成25年度検討・平成26年度結論・措置(加工食品、農林水産物とも)となっており、所管官庁(消費者庁、厚労省、農水省)も明記された。現在、機能表示が認められている特定保健用食品および栄養機能食品以外のいわゆる健康食品や機能性成分を含む加工食品、農産物について機能性表示を容認するよう求めている。また、米国のように国の責任ではなく企業等が自らその科学的根拠を評価し、企業の責任で実施する米国ダイエタリーサプリメントの表示制度を参考にして、一定のルール作りを示唆し、民間の責任でできる表示制度体制を構築する。第三者認証機関という提案も、規制改革会議の健康・医療ワーキンググループで審議されており、この考え方が基本になると考えられる。それは、新たな機能性表示制度として「健康機能表示食品」を創設するという提案。国のガイドラインのもとで審査する第三者認定機関を設置、機能性素材をリスト化し、その中から企業が申請して機能性表示を可能とするもので、現行の健康増進法や薬事法に抵触せずに実行できる。要するに保健機能食品制度の適用範囲を拡大し、特定保健用食品(個別評価型)と栄養機能食品(規格基準型)のそれぞれの制度と並行するイメージで、規格基準と個別評価を合わせた併用型として、「健康機能表示食品」を創設し、ビタミン・ミネラル以外の健康機能を有する食品成分・素材について新たな適用範囲を設けて、第三者認証機関による制度を創設するもの。業界団体が団結して認証機構のような組織を新たに設置してもいいだろう。

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また、現実的に考えてみると、健康食品を含めた加工食品と、農産物の機能性表示は別々に検討した方がスムーズにいく。農産物の表示制度は消費者庁と農水省のみで検討会を組織し審議することが可能である。以前から生鮮野菜にβ―カロテン等の栄養成分やカロテノイド等の抗酸化数値を表示することが望まれており、通常の生鮮野菜であればその中で分析した結果をあるルールのもと表示することは十分に消費者の選択に資することができ、またそれを海外に輸出する手段も考えられる。
規制改革実施計画には残りの5項目、「特定保健用食品制度におけるサプリメント等の形状規制の廃止の周知徹底」「食品表示に関する指導上、無承認無許可医薬品の指導取締りの対象としない明らかに食品と認識される物の範囲の周知徹底」「消費者にわかりやすい表示への見直し」「特定保健用食品の許可申請手続きの合理化・迅速化」「栄養機能食品の対象拡大」がある。トクホの許可申請手続きの合理化迅速化は、日健栄協による審査基準の透明化の検討も行われており、トクホの保健用途拡充も今後楽しみである。

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三山純とトクホビジネス

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トクホをめぐる議論は以前から膨大な時間を費やしてきているにもかかわらず、この数年は何も決定されずに今日に至っている。2年程前にトクホの再審査手続きについて話し合う消費者委員会の「特定保健用食品の表示許可制度専門調査会」(山田和彦座長)において議論が進んでいた際に、トクホの透明化について、宗林さおり委員(当時:国民生活センター)から、統一した試験デザインが必要で審査基準の明確化を進めてほしいという意見を出された。試験デザインの透明化については、検討会の以前から企業側の要望でもあり、第三者から見てもどのように許可されたかが透明化できることから、強い要望が業界に存在していた。そしてようやく、9月30日に今年度末までにトクホの透明化を含む合理化・迅速化の工程表が公表された。
 トクホの透明化合理化迅速化については、規制改革実施計画(6月14日に閣議決定)に盛り込まれている「特定保健用食品の許可申請手続きの合理化、迅速化」(平成25年度上半期工程表策定・公表、平成25年度検討・結論、平成26年度措置)に明記してある。9月30日の工程表には、これまで争点となっていた試験デザインの透明化(被験者数、試験期間、評価対象、解析方法等)について改正通知案を今秋に作成発表し、消費者委員会でも意見を聴取して今年度末までに改正通知を通達することと明記した。

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 トクホの審査基準については元々、消費者庁が特定保健用食品制度の透明性を審議する検討会事業を、日本健康・栄養食品協会(東京都新宿区)は委託した。日健栄協では昨年8月31日に「第1回特定保健用食品審査基準検討会」を発足させ半年間審議を重ね、今年3月22日には消費者庁に報告を行っていた。この特定保健用食品審査基準検討会は2010年8月に報告された消費者庁の「健康食品の表示に関する検討会」で指摘された論点整理を踏まえて開催されたもので、足掛け5年を掛けてようやくここまでたどり着いたわけである(一部既報)。
 発表された工程表の内容の中には、“許可を取得した品目に対する指摘事項および申請者の要望”として、「許可を取得した品目に対し、審査中に申請者が指摘を受けた事項を確認したところ、(中略)有効性または安全性に関する追加データ(ヒト試験を含む)の提出の要求、データの解析及び考察を再度実施すること等検討に長期間を要する指摘事項があった。また、特定保健用食品の表示許可を取得している事業者に対し要望等についてアンケート調査を行ったところ、有効性又は安全性試験に対する意見として、ヒト試験における被験者数、試験期間及び評価対象項目の設定、解析方法等試験デザインの明確化を求める要望が多く寄せられた」とした。これに対し、改善点として、ヒト試験のデザインをより明確に提示することにより、申請時に適切な有効性・安全性の資料をそろえることが可能になること、また申請後に試験の追加等の指摘が減少し、申請者の費用負担の軽減や審査期間の短縮が図られるとした。閣議決定ではトクホの形状規制の廃止もうたっていることから、より速い実現が望まれる。

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三山純とスポーツ、ビジネス

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志向が高くなりスポーツ人口が増加する中で、スポーツサプリに利用される機能油脂が注目されている。その機能油脂の代表格がCLA(共役リノール酸)である。最近、CLAの生理機能に関する研究について11年に渡り発表会やシンポなどを行ってきた「CLA懇話会」が「機能油脂懇話会」と発展的に改称し、さらに学会活動を継続することになった。今回新しい発足を記念して、第1回機能油脂懇話会(旧CLA懇話会)が10月2日に神奈川県葉山町の湘南国際村センターにおいて大学や関連企業の研究者らが大勢参加し開催された。

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同懇話会は「シンポジウム:機能性油脂、今後の展望」と「一般講演会」で構成された。シンポではまず、東京工科大学の遠藤泰志氏が「非メチレン系脂肪酸の健康機能」と題して、徳川家康が好んで食べたカヤの実の油の天麩羅を話し、カヤ油の摂取によるシアドン酸の抗肥満作用について講演した。続いて、長崎県立大学シーボルト校の古場一哲氏が「共役リノレン酸含有油脂の脂質代謝調節機能」とうテーマで、ニガウリやザクロなど植物種子中の共役リノレン酸について脂質代謝調節機能について動物実験したところ、ザクロの油に腎臓周辺脂肪組織重量の有意な低下があったこと等を報告した。次に日清オイリオグループ中央研究所の野坂直久氏は「健常な過体重者、肥満者におけるCLA摂取の有用性」と題して、日本人を対象に1日1・8gのCLAを7週間摂取した結果、有意な体重の減少と腹囲の低下傾向を確認したことを説明した(本紙今年9月29日号既報)。他にも「共役リノール酸の制がん機能」(宮崎大学農学部、山崎正夫氏)や「褐藻由来フコキサントンの抗肥満、抗糖尿病効果とその分子機構」(北海道大学大学院、細川雅史氏)の講演と、佐賀大学農学部などの3題の一般講演が行われた。
機能油脂懇話会の菅野道廣代表世話人は会の冒頭、会を改称に至った経緯を説明、「本懇話会が新しい名称のもとに一段と発展し」ていくことの期待を述べた。

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三山純とオキアミ、ビジネス

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機能性食品分野の中でも最近は新規機能性脂質素材に注目が集まっている。特にオメガ3系素材は、微細藻類由来や南極オキアミ由来等が相次いで市場に投入されており、その活性化が期待されている。最近開催された機能油脂懇話会では、いくつかの新規機能性脂質素材の研究発表が行われ、興味深い講演会となった。
第3回機能油脂懇話会(旧CLA懇話会)が神奈川県の三浦海岸のマホロバマインズ三浦において開催された。まずミニシンポとして「エーテル型リン脂質の腸管吸収とその代謝~分子種分析から分かったこと~」(北海道大学大学院農学研究院、原博氏)と「日本食の健康有益性評価」(東北大学大学院農学研究院、都筑毅氏)の2講演が行われた後、一般発表が報告された。まず、注目された新規素材はキサントフモール高含有のホップ抽出物。今話題のプレニル基を有するポリフェノールである。「キサントフモール高含有ホップ抽出物の肥満抑制および脂質代謝改善作用」(明治大学大学院農学研究科)として発表された。内容はラットの試験により、肝臓における脂肪酸合成や血中アディポサイトカイン濃度等を測定した。結果は、①肝臓における脂肪酸合成の抑制②アディポサイトカインレベルの改善③食餌由来成分の糞中への排泄を促進の3つが大きく関わり、肥満発症を抑制し、脂質代謝を改善する作用があることを確認した。キサントフモールに抗肥満作用があるとして、様々な健康油に配合して使用すれば付加価値が付けられること、加えてCLA(共役リノール酸)やDHA/EPAなどの人気機能性脂質素材とともに利用することでより高い健康機能を発揮すると結論付けた。

三山純がさらに考えてみた

一方、「オゾン化脂質摂取による肥満誘発性脂肪肝の改善作用に関する研究」(佐賀大学農学部、月島食品工業、西九州大学健康栄養学科)も注目を集めた。脂肪酸の栄養生理活性は炭素数や二重結合の数・位置に大きく影響を受けるため、脂肪酸の二重結合を修飾することで、その機能性を変化させる試みが行われている。二重結合の修飾は”水素化(水素添加反応)”が最も良く行われているが、近年”オゾニド化”も新たな修飾法として脚光を浴びている。油脂をオゾニド化したオゾン化脂質にはすでに抗菌作用・抗酸化作用・抗腫瘍作用・抗炎症作用等様々な生理活性を発揮することが報告されている。今回の発表ではマウスにコーン油6・5%+オリーブ油0・5%を添加したものを対照食、コーン油6・5%+オゾニド化したオリーブ油0・5%を添加したものを実験食として、正常マウスと脂肪マウスの計4群で実施したところ、オゾン化脂質摂取群では総体重、体重増加量、摂食量などは影響が認められなかったものの、肝臓重量において有意な低下を示し、脂肪肝および肝障害の改善が認められた。今回は以上の2つ報告に優秀賞が授与された。ほかにも「りんご搾汁残渣由来脂質の大腸がん発症および脂質代謝に与える作用」(明治大学大学院農学研究科)や「共役リノレン酸含有ジャカランダ種子油の摂取がマウスの脂質代謝に及ぼす影響」(宮崎県立大学看護栄養学部、玉川大学農学部)などが興味深かった。

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三山純と日健栄協

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日本健康・栄養食品協会(東京都新宿区)は最近、メディア懇談会というものを開き、マスコミや業界紙等を集めて協会幹部との懇談会を定期的に開いている。業界情報の透明化には良いことで、メディア側とすれば歓迎である。今回は9月6日に開催され、その中からトピックスを届けたい。
 まず、消費者庁の受託事業である特定保健用食品審査基準検討会については、トクホの審査基準の透明化を検討する。検討会は今年度末までに報告書をまとめ、消費者庁に報告する。トクホの審査の現状は、有効性および安全性の要件ごとに医学および栄養学的に根拠となる資料の提出を要求するという平成17年2月の通知がすべてで具体的な提示はない。これでは担当者や審査委員の裁量によってある意味左右する場面も想像でき、要求されるデータも統一感がなかった。今回は一昨年の「健康食品の表示に関する検討会」の論点整理で指摘された『資料の試験デザインやその適用条件について、通知には大きな枠組みしかないため、申請ごとにバラつき』があるとし、関連情報も考慮して具体的な枠組みを示すべきと指摘されたことをテーマに検討する。具体的には、トクホの審査の透明性、公平性の確保を目的として審査に必要かつ十分な試験デザインの枠組みを審議する。血糖値上昇抑制や高血圧関連、中性脂肪関連など具体的に保健の用途別に取り組む。新しい保健の用途も考慮するらしいが、実際には、新しい保健の用途の審査基準作成は時間もない中、難しい作業が予想され、できる可能性は低い。また、トクホ関連では、同協会は、厚労省医薬食品局長あてに、トクホに関連する要望書を提出している。トクホの手続きの中には、「医薬品の表示に抵触するかの確認」をすることとされており、この確認作業で「規格基準型」「再許可等」などの既許可品と同一表示許可文言の申請品目が多く占めているが、現状では2~3か月を要していることから、速やかな対応を要望している。

三山純がさらに考えてみた

 注目するべきところとしては、認定健康食品(JHFA)の新規格基準について、レスベラトロール、青汁、プラセンタを実施することを明らかにした。レスベラトロール専門部会(仮称)の準備会を開催、ビーエイチエヌ、山田養蜂場、三生医薬、富士フィルム、日本シャクリー、エバーライフ、UHA味覚糖らの関連企業が出席し、部会長(ビーエイチエヌ)、副部会長(山田養蜂場、三生医薬)らを互選した。青汁(14社)とプラセンタ(4社)は参加企業を現在調整中である。また、JHFAマークについては普及するための普及・啓発活動を実行する。参加候補企業を選定し、勉強会を開く。
 また、同協会の九州支部が設置された。九州支部長には、やずや社長の矢頭徹氏が就任、副支部長にはキューサイ社長の藤野孝氏、副支部長兼事務局長に新日本製薬社長の後藤孝洋氏が選任された。九州でのJHFA・GMP・安全性認証などのほか、各種講習会や情報交換会を実施する。ますます九州の健食業界が活性化して行きそうである。

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三山純とビジネス

この数年、ジョギングやウォーキング、登山、フィットネスクラブ等の国民のスポーツ熱が高くなり、スポーツ人口が増加していることにともない、スポーツ関連のサプリメントも需要拡大および底辺の広がりを見せつつある。特に現在はマラソンブーム。今年の東京マラソンも3万5000人の募集のところを31万人強(競争率8・9倍)の一般ランナーたちが応募した。東京の皇居周辺もマラソンを楽しむ人たちのための施設が増えている。その施設には着替えるロッカーやシャワー等が完備しているほかに、スポーツサプリメントが置いてあり、スポーツサプリへの理解度も深まりつつあると見てよい。
スポーツサプリメントについては、すでにオリンピック候補のアスリートらには本格的に使用している話をよく耳にする。明治製菓や味の素などの食品関連の大企業が普段の練習の際に食事の栄養指導とともにスポーツサプリを取り入れていく方法を試しており、最近では、様々なスポーツサプリ企業が様々な優れた競技力を持つ選手と提携しているのが実態だ。
例えば、還元型コエンザイムQ10を展開するカネカは、カヌー・スプリント競技の北本忍選手に還元型Q10を提供している。09年のカヌー・スプリントW杯(チェコ)ではシングル500mでみごと金メダルを獲得しているが、北本選手は、厳しい練習の翌日は起きるのがつらく疲労困憊であったのが、還元型コエンザイムQ10を取り入れてからは、練習の疲れが翌日にはきれいに取れているといい、アテネ五輪の際は予選の疲れが決勝で抜けなかったが、還元型Q10を取り入れていた北京五輪では6日間の予選と決勝とも常にフレッシュな体でレースに臨め、自分としては最高のパフォーマンスを発揮できたという。還元型Q10にはエネルギー産生という大きな特徴があり、細胞の中のミトコンドリアでATPを産生し、身体を疲れにくくすることができる。このようなエピソードはアスタキサンチンやアミノ酸BCAAなど様々なサプリ成分で行われている。最近は配合成分として、プロテインやビタミンのほかにも、グルタミンやシトルリンなどのアミノ酸、D―リボース、α―GPC、アンセリン・カルノシン、CLA(共役リノール酸)、オクタコサノール、カルニチン、大豆ペプチド、オリゴノール、ピクノジェノールなどがスポーツサプリに採用され注目を集めている。
昨年末に三重大学で開催された「スポーツサプリシンポジウム~スポーツサプリの効果的な実践法~」では、主催者である三重大学の幹渉教授は講演の中で、筋力の向上にBCAA,グルタミン、持久力の向上としてオクタコサノール、BAAMなどを挙げたほか、アスタキサンチンの効用も説き、現役の陸上選手らがパネルディスカッションに登場し、スポーツサプリメントへの意識や、摂取するタイミングなどを話し、ユニークなシンポジウムとなった。
スポーツサプリを含むアクティブ&ウェルネスフーズ市場(富士経済調べ)は2008年~2009年で約5900億円規模に成長し、近年はメーカー参入が相次ぎ、価格競争が激化している。これからは新しいスポーツサプリの新素材の登場と、一般スポーツ愛好者への理解の深化を求め、さらなる市場拡大を期待したい。

三山純のWEBライフ!

三山純がWEBを振り返る

どうも 三山純です!

さてさて、Webマーケティングの動向は、大変な勢いで変化しているように見えますが、

急にパッっと変わるのではなく、ある程度予測された中で結果を出している場合がほとんどです。
幸いなことに、三山純たちはインターネットから世界中の情報をリアルタイムで手にすることができますから、
WEBの動向をいち早く察知することができます。

今回の三山純のWEBライフ!は、WEBマーケティングの動向をまとめてご紹介します。

★スマートフォンやタブレットが主流に
三山純の独自調査によると、 2017年までにオンラインショッピング売上高の87%は、スマートフォンやタブレットからもたらされると予測されています。

★スマートフォン。
自社サイトのブラウズデバイスを調べてみれば、意外にもパソコン以外から見られています。
サイトがスマートフォンやタブレットに最適化してなければ、最適化したほうがいいでしょう。
もしくは、マルチデバイス(どんなブラウザのサイズにも対応してくれる、レスポンシブデザイン)を採用するのも方法です。
レスポンシブデザインはレイアウトの構成などに弱点があるといわれますが、今後、改善されていくでしょう。
・・・と三山純は思っています

★. ビッグデータの活かし方が問われる
「ビッグデータ」という言葉を耳にすると
莫大な情報をイメージするかもしれませんが、大事なのはデータの大きさだけではありません。
ビックなデータを、最新の技術で分析し、どうやってビジネスに活かすかーー。
みたいな?

マーケティングの考え方が重要なのです。
ビックデータを分析し、その結果をもとに判断していったほうが、ヤマカンやなんとなくで
やるよりも、リスクが低く、因果関係も結果が数値でわかります。
と、三山純は思っています。

ビックデータを活かすことは、Webマーケティングを最適化するための絶好の方法といえるでしょう。

現在、世界中のほとんどで、コンテンツマーケティングに注力していま。
contentsマーケティングの力は、その数字が見てもわかるように、重要性は今後も増すでしょう。

それとFacebookなどのソーシャルメディアで、瞬く間に広がる質の高いコンテンツが求められています。
また、最近はネット上にたくさんある情報からジャンルやキーワードごとに厳選したものを紹介する
【キュレーション】サイトもわりと人気が集まっています。

でも一番よいのはオウンドメディアでしょうね。

これからのWEBマーケティングを考えると、企業は自社のサービスをコンテンツ化するために、
より多くの時間と予算をアイデアを投資していくことでしょう。

そうなってくると、コンテンツディレクターの重要性は増し、
ジャーナリストのように、鋭い視点からのライティングと分析力が求められます。
コンテンツマーケティング戦略が曖昧になっている企業は、その重要性を再確認し、
WEBライターを雇用するなどした方がいいかもしれません。
もしかしたら、三山純がWEBライターとして活躍する日もあるかもしれません。

ちなみに、今後のWebマーケティングを考えると・・・
あくまでも三山純の考えなのですが、各種デバイスに対応したWEBサイトもしくは
マルチメディア関係を中心に発展するでしょう。

たとえばオウンドメディアみたいな?

今後のWEBはさっきも書いたように「ビックデータ」を分析して
どうやってビジネスやマーケティングに活かすことができるかどうかが
ポイントになってきます。そしてSNSやソーシャルメディア。
まとめサイトのような、キュレーションサイトで紹介されるような、クオリティーの高いコンテンツをつくる仕組みをつくることも重要になってきます。

こういった対策は、コツコツ取り組むことで成り立ちます。けっして小手先だけではどうもできない世界ですから
WEBの流れが早くても、三山純はじっくりと腰を据えて取り組みます。