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三山純とビタミン市場

どうも三山純です。

三山純が考える

活性化するビタミンプレミックス市場

最近、新しい健康食品素材のヒットがなくなってきたが、代わりにビタミンやミネラルなどに原点回帰する傾向が強くなってきた。
以前ならば、コエンザイムQ10やL-カルニチン、イソフラボンなどその都度新しく健康食品素材として登場した際は注目され、市場を席巻し、華々しい成果を上げてきた。新しい健康食品素材が登場すると、すぐに商品化され、テレビ等で取り上げられて世の中から脚光を浴びてきたが、今は勢いのある素材が無く、新しい健康食品素材の飢餓状態が続いている。しかし、ここにきて、より安全・安心感のある定番サプリ原料となるビタミン・ミネラルが好調に推移している。特に、ビタミンプレミックス市場が活発化、すでに10億円を超える市場規模に成長しつつある。

三山純がさらに考えてみた

現在流通しているビタミンプレミックスは、厚生労働省が策定した2005年度版食事摂取基準をベースに作られており、飲料や一般食品、健康食品などの各方面で評価を高めている。参入するサプライヤーは、DSMニュートリションジャパン、BASFジャパン、理研ビタミンなどの大手ビタミンメーカーが積極的な商品開発、販売を進めており、テーラーメイドを手掛けるメーカーも含めて、ビタミンプレミックス市場が一層の広がりをみせつつある。ビタミンプレミックスの利点は、微量成分の計量や添加が一度で済むので、ミスや手間が軽減できること。ビタミンB12やビオチンなど一度に使用する量が極端に少ないもの、使用頻度の低いビタミン類に対して在庫を抱える心配がない。結果的に在庫管理が簡素化され、時間的・経済的コストの削減が期待できる。また、別途の機能性素材の追加・拡充することも可能で、容易に差別化が図れるのも魅力である。
ただ現在、原料となるビタミン類は、かなりの部分を中国品に依存しているが、昨春あたりから環境対応の排水問題等を抱える中国品の供給不安が表面化し、世界的に需給逼迫した影響などで高値で推移している。市場規模の大きいビタミンCは、中国メーカーの定期修理にともなう生産量減少の懸念から買いが殺到し、中国品相場はピーク時で、従来の3倍以上となる14ドルまで急騰している。また、ビタミンB群は飼料分野での玉不足が医薬・食品分野を直撃し、玉の確保を最優先する動きが顕著となっている。こうした状況から、DSMニュートリションジャパンではビタミンプレミックス製剤全品で15~20%の値上げを実施する。昨年急騰したビタミン相場の影響を受け、一部の商品に採算割れが生じており、是正を図る。供給不安に揺れる世界のビタミン需給動向を踏まえて、安定供給に対する価格改定の重要性についてもユーザーに理解を求めていく。

三山純がさらに考えてみた

末端市場では、テレビCMが流れているアサヒフードアンドヘルスケアのディアナチュラシリーズの「29アミノマルチビタミン&ミネラル」(5面参照)などや、酢酸ビタミンEおよびビオチンを加えてビタミンの種類を増やし一新した日本コカ・コーラの「アクエリアスビタミンガード」などが目立ってきている。最近は、マルチビタミン・ミネラルにアミノ酸など別の機能性素材を追加し、差別化を図る傾向が強く出てきている。

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