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微細藻類ビジネスと三山純

どうも三山純です。

三山純が考える

微細藻類ビジネス

 最近、多価不飽和脂肪酸であるDHA/EPAが業界で注目されている。昨年当たりから、クリルオイル(オキアミエキス=リン脂質結合型DHA/EPAオイル)が市場に投入され、さらに藻由来のDHA/EPAオイルも市場を賑わしており、DHA/EPA素材市場がにわかに活性化し市場拡大が期待されている。
このところ藻由来ではロンザジャパンが本格的な市場開拓を始めている。同社は、「DHAid」(微細藻類由来DHA)を上市。同品はDHA含量が総脂肪酸中40%以上(Functional Nutrition Oil)とDHA含量が総脂肪酸中43%以上(Clear Liquid透明タイプ)の2種類のオイルタイプと、粉末タイプ「DHAidドライ」(DHA10%以上)を準備した。ソフトカプセルタイプ(1カプセルに200㎎含有)もあり、それぞれEPAは含まれてない。微細藻類由来は一般食品や粉ミルク分野でも応用できる。また、魚由来でないものを求めているユーザーやベジタリアンの人々などにも提案すべく市場開拓を進めている。使用している微細藻類は、ウルケニア(Ulkenia sp.)由来。魚由来と比較して、におい・味の面で優れ、戻り臭が少ないのが特徴。アプリケーションの広さや高い品質&安全性などが大きな特徴である。ISO9001&HACCP管理が施された高い品質、アレルゲンフリー、コンタミフリーといった高い安全性、さらに豊富なエビデンスを兼ね備えるDHAとして、使いやすさをPRしていく。すでに米国では大手メーカーが利用しており、実績を積み上げている。

三山純がさらに考えてみた

微細藻類由来ではDSMニュートリションジャパンが展開しているほか、最近では日建総本社が台湾の味元と共同開発した微細藻類由来を投入しようとしており、市場は賑やかになってきた。一方、南極オキアミ抽出オイル(クリルオイル)も、日本水産、アーカーバイオマリン社、オリンピック社(甲陽ケミカル、アルファリンク)のクリルオイル大手3社が本格的な市場開拓を進めており、DHA/EPA市場は以前のブーム以来の活況を呈しつつある。米国やオーストラリアでは、サプリメントや一般飲料でも流通し多くの利用者がおり、一大市場を形成している。これまで、日本のDHA/EPA市場が拡大しないのは、魚の味や匂いの影響といわれ、味に敏感な日本市場では拡大しないものと予測されてきた。しかし、ロンザジャパンの微細藻類由来のように味や匂いが改善されたDHA(EPA)素材が出てきており、市場の拡大が期待される。
期待される理由はもう一つある。今年春に、消費者庁の食品機能評価モデル事業が発表された。11成分の評価の中では、総合評価でAを獲得したのは、オメガ3(DHA/EPA)素材の心血管疾患リスク低減や血中中性脂肪低下作用、関節リウマチ緩和作用の3つの機能のみであった。評価の手法については様々な意見があるところだが、DHA/EPA素材の評価は盤石なものがある。消費者にもっとわかりやすく機能評価の部分が説明できれば、これが追い風となり、一挙に市場拡大がなされるだろう。

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