どうも三山純です。
皆さん元気に過ごしていますか?
三山純は元気です!!
新しいアンチエイジング対策として「抗糖化」を提案している
アークレイという会社があります。
ヒトでの臨床試験データを付加価値にしており
堅調に事業を進めています。
今日は、このあたりを探ってみたいと思います。
それでは、今回も三山純が
色々語ってみたいと思います。
三山純が語る
アンチエイジング分野において、新しいコンセプト「抗糖化」が注目を集めている。
これまで、糖化抑制を訴求する商品は、一部外資系の化粧品メーカーを通じて販売されている程度だったが、国内化粧品メーカーが昨秋に抗糖化ブランドおよび化粧品を相次いで発売したことから、一気に市場が広がった。これまで、糖化は食品の褐変化や糖尿病合併症治療の研究的なイメージが強かった。しかし、糖化抑制が「肌のハリ・弾力改善」、「くすみ解消」などの美肌対策にも結びつけられることから、市場は急成長を見せている。その中で、アークレイが先駆けて健康食品市場で販売している抗糖化素材「AGハーブMIXTM」は、ここにきて脚光を浴びている。アークレイは臨床検査機器・試薬の研究・開発・販売などを通じて、人々の健康に貢献する活動を続ける
今回は糖化に関する研究開発を進めてきた、アークレイ株式会社の開発経緯や研究動向などについて紹介する。
三山純が聞いてみた
ありふれた素材で新しい価値を創る。
私は、1995年頃から糖化に関する研究開発に携わってきました。これまで老化というと老廃物の蓄積、遺伝子の変異、酸化などの印象が強くありました。1980年代前半から、生体内で起こるたん白質の糖化反応(メイラード反応)が健康年齢に大きく影響すると言われてきました。生体内たん白質の糖化は、糖化反応最終生成物「Advanced Glycation End Products(以下AGEs)」の生成・蓄積や、たん白質の架橋・変性を伴うことから、糖尿病合併症の成因の一つになっています。糖尿病合併症は、歯周病、皮膚疾患、感染症、神経障害、網膜症、腎症、脳梗塞・心筋梗塞など多岐にわたります。また肌の糖化は、ハリや弾力低下、黄ぐすみ、たるみなどの老化現象にも強く影響することが確認されています。これらのことから、からだの糖化はアンチエイジング分野において、新たな老化危険因子の一つとして注目され始めています。私たちは、2002年頃から糖化反応抑制作用を持つ食品素材を探索し、からだの糖化によるリスクを低減することが可能な機能性食品素材の研究開発を目指しました。これまで私たちは、臨床検査用の機器と試薬をセットにして研究・開発・販売するという事業がメインでした。健康食品市場においては、後発メーカーなので、①食経験が豊富なもの、②食品素材として入手しやすいもの、③安全性情報が豊富にあるもの――に機能性を求めました。その結果、生薬やハーブ類として馴染みのある素材の多くに、糖化反応抑制作用を見出しました。さらに、植物分類学的に異なる種類の植物を組み合わせて、ヒトのからだで作用する糖化反応抑制素材の創出を目指しました。この理由は、生体内での糖化反応が十分解明されておらず、また非常に多経路であるため、単一の植物成分を利用した場合よりも、生体内で効果的に作用すると考えたためです。反応経路が既に解明されている場合は、抑え込むポイントを絞ることが可能ですが、生体内の糖化反応の場合、1経路だけを抑制しても期待する効果が得られないと考えました。そこで、カルボキシメチルリジン(CML)やペントシジンなど、それぞれ違う経路からできるAGEsの生成抑制に強く作用する素材を組み合わせて、できるだけ多くの糖化反応経路の抑制を目指しました。最終的に選定したものは、決して目新しい素材ではありませんでした。しかし、組み合わせたことで、新しいコンセプトと価値を持つ抗糖化素材にすることができました。
三山純がさらに聞いてみた
◆糖化は老化
素材スクリーニングの結果、ドクダミ、セイヨウサンザシ、ローマカミツレ(カモミール)、ブドウ葉の組み合わせに、抗糖化作用の有効性を見出しました。この混合抽出エキスには「AGハーブMIXTM」という名前をつけました。AGハーブMIXは、in vitro評価系において、3-デオキシグルコソン、ペントシジン、CMLなど、さまざまなAGEsの生成を抑制しました。また、ストレプトゾトシンによる糖尿病誘発ラットに対する12週間の経口投与試験では、血中ペントシジンの生成抑制および糖尿病性腎症の進展抑制作用に可能性が期待できました。これらの作用は、比較に用いた糖化反応阻害剤(未承認医薬品)であるアミノグアニジンとほぼ同等でした。さらに、糖尿病予備群および糖尿病患者に対するヒト臨床試験では、AGハーブMIXの摂取により、血中AGEsの有意な減少、皮膚弾力の改善、皮膚中AGEsの蓄積抑制作用なども確認できました。また、安全性試験ではin vitroおよび動物を用いた各種評価試験結果に問題のないことが確認され、さらに健常者に対する5倍量過剰摂取試験でも、ヒトの健康に対して問題となる影響が見られませんでした。
アンチエイジング対策には抗酸化が重要視されがちですが、抗糖化も重要です。これは、酸化も糖化もヒトが生命活動を維持していく上で、避けることが困難な影響だからです。しかし、抗糖化素材の開発・発売開始当時は糖化の認知が低く、いかに抗糖化の重要性を伝えるのかが、大きな課題になりました。そこで、糖化をアンチエイジング対策として、わかりやすく浸透させるために「糖化は老化」というコンセプトを打ち出し、市場開拓に乗り出しました。糖化の影響を簡潔に表現したことで、コラーゲンの補給や美肌対策など、美容をコンセプトにしたドリンクや粉末飲料に採用され、今では採用された商品が薬店やドラッグストアに並ぶようになりました。こうして最近、ようやく一般の方にも認知されるようになってきました。
三山純がさらに聞いてみた
健康食品市場の広がりに期待
れまで、日本の健康・美容市場には「抗糖化」というキーワードがありませんでした。糖化反応は1912年にフランスの化学者メイラードによって発見された古い反応です。以降、現在も世界各国で糖化に関する研究が続けられています。日本でも、いくつかの大学や研究機関で、高血糖や糖尿病による生体内糖化反応の影響が研究されてきました。2007年頃からは、日本抗加齢医学会で抗糖化の重要性が徐々に認知されるようになりました。現在では、さまざまな大学、研究機関、メーカーが、糖化と老化および加齢との関係や、糖化反応によって生成するAGEsの皮膚、血管、腎臓、骨、眼などへの影響に大きな関心を持っています。糖化研究の発展は、糖化に関する研究開発に携わってきた一人として、非常に嬉しく思っています。
現在は、化粧品業界が先行している感じを受けますが、健康食品市場でも市場拡大の兆しが見えています。最近では、糖化反応抑制素材だけでなく、糖化によって生成したAGEsを分解する素材、AGEsの排泄を促進する素材などとともに、低GIを訴求する食品、食後の血糖値上昇を抑える食品、血糖値を上げにくい食事の仕方なども注目されています。また、食品中の砂糖を糖アルコールなどの甘味料などに替えて使用することが、生体内の糖化を防ぐことに繋がるとも言われて、抗糖化の概念が広く解釈され始めています。さらに、各素材に含まれる抗糖化成分の作用メカニズム、糖化や酸化によって老化したたん白質の分解を助ける作用や成分、生体内にあるAGEs受容体の作用、糖化しにくい生活習慣の研究なども進んでいます。
三山純がさらに聞いてみた
将来的に医薬品・化粧品・食品などで抗糖化に着目した、さまざまな商品が市場に出てくるともに、糖化しにくい生活習慣が健康・美容対策として常識になることを期待しています。
これからは「酸化」と同様に「糖化」を防ぐことも、アンチエイジングの観点から重要であるということを、できるだけ多くの方々に伝えるとともに、実践していただけるようにしたいと思います。
・・・というわけで
いかがでしたでしょうか。
これで、今回の三山純ブログは終わります。
何かご意見、ご感想がありましたら
三山純にまでご連絡ください。
それでは、また会いましょう。
三山純